フーテンの寅さん「男はつらいよ」が年末に封切りされます。
「サザエさん」の実写版ドラマが天海祐希さん主演で放送されましたね。
日本の職人さん達の目を見張る手仕事が最近よくTVで紹介されます。
「Youは何しにNIPPONへ来ましたか?」と旅行者へ問いかける番組があります。
「NIPPONで○○を学びたい」という人を招待して夢をかなえてあげる番組があります。
最近、単なる郷愁ではなく古き良き日本を紹介する番組も増えました。
昭和を知らない若い人たちが「昭和の雰囲気っていいね」と言います。
日本をあらためて見つめなおす・・・こんな風潮が年々高まっています。
昭和20年日本は焦土となり壊滅状態となりました。
武力で負けたのですが当時の日本人は文化まで劣っていると感じてしまいました。
はじめて見る西洋人たちの華やかさに驚き、憧れました。
米国人のライフスタイル、女性の美しさ、ジープ、チョコレート、ジャズ・・・。
追いつかなくてはと伝統的価値より経済を重んじ100年は立ち直れないと言われていたのにあっという間に経済成長をなしとげ、この小さな国が世界第2位の経済立国にまでなりました。
ふと気がつくと大切な物が経済成長と引き換えになくなっていました。
長い歴史の中で育まれてきた日本独特の文化、風習、気質、風景・・・。
10数年くらい前からそれを取り戻さなくてはと多くの日本人が思い始めました。
歴史ある日本の文化がわずか200数十年の米国に劣るはずがないと気がつき始めました。
SNSで知り合い軟禁されていたという子供達の事件が相次いでいます。
警察が踏み込んだときには携帯を持ち、机に向かって勉強をしていたと言います。
この中学生は我が家より知らない人の家に安住を求めています。
子供にとって家が安らぎの場所でなかったら健全な精神はどこで育っていくんでしょうか。
日本の風習を感じることができる「お正月」はもうすぐです。
凧揚げよりネットのほうが刺激はありますがその代償を考えてあげるべきは大人ですね。
インターネット依存症の外来もできたようですが、依存症は麻薬に近い症状が出るようです。
お正月は古きよき風習に浸りながら「子供たちの健全」を考えてみるよい機会かもしれません。