110 高血圧って何?
血圧が高いと特に脳卒中になる確立が高い。
本当でしょうか?
脳卒中は3種類。脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の血管が破れる脳出血(脳溢血)、脳のクモ膜にある血管が破れるクモ膜下出血。
発症の内訳は、脳梗塞84%、脳出血13%、クモ膜下出血3% 。
高血圧は医薬界や国が公表するように本当にこれらの病気を引き起こすのでしょうか・・・。
どうやら高血圧に関係するのはこの3つの中では脳出血だけのようです。
全体では癌や交通事故よりはるかに少ない2%にすぎません。
そもそも歳をとるとなぜ血圧が上がるのでしょうか。
それはからだがその必要性を感じているからです。
「血液を押し出す力を高めなくてはいけないな」・・・と。
血液が全身を巡るのは栄養分をからだの隅々まで送ったり、二酸化炭素や老廃物を排出したりするからです。歳をとって血圧が上がるのは 血管に若いときのような弾力のあるしなやかさがなくなり、それを補うためにより強く押し出す力が必要だとからだが考えているからです。
それを薬で弱めてしまうと血流は弱まりからだが意図した働きが少しずつできなくなります。
その結果栄養はきちんと廻らなくなり、老廃物は停滞してしまうのはあきらかですね。
日本では血圧の基準値を10下げると新たに1千万人が患者になります。
日本人の5人に1人が降圧剤を服用し、医薬品業界に貢献させられている異常な状況の中、残った4人は脳卒中にならないのでしょうか。
・降圧剤を服用している人の方が認知症の進行が早い NIPPON研究会
・血圧が高ければ高いほど総死亡率が低くなる ヨーロッパ高齢者高血圧研究会
・降圧治療で脳梗塞の確率が2倍になる 東海大学医学部大櫛教授
・脳梗塞は血圧が低いときに起こる確率がはるかに高い 松本光正医師著
これが正論になると大打撃を受ける人たちが出てきますので、大きくは採り上げられません。
血圧は低く下げる必要があります。時には薬の服用も必要です。
でも薬はやがて次の薬を必要とします。
健康診断やご家庭での測定で自分の状態を知ることはとても重要です。
大切なのは悪くなってしまった数値の原因をさぐり、それを日常生活で改善していくことです。
最強のドクターは自分自身の「免疫力」です。