105 お ・ い ・ し ・ い
「おいしさの7割は見た目で決まる」といいます。
見た目だけでなく、香り、触感、音、さらに全体を包む空気感。
これらが料理のおいしさを決めていきますね。
消毒臭の強い、汚れて、感触の悪い椅子の、うるさいお店で少し欠けたお皿で出された料理と、
海辺のレストランで優しい音楽と素敵なデザインのお皿に盛られた料理・・・。
同じ料理であったとしてもまったく違う味に感じてしまいますね。
知覚心理学はこの視覚、嗅覚、触覚、聴覚に記憶が加わり味覚を決定しているといっています。
生理学では甘味、酸味、塩味、苦味に「旨み」が加わり五基本味といっています。
この「旨み」は1908年池田菊苗博士が発見し、日本では古くから論じられてきました。
西洋ではつい最近まで「旨み」を除いた四基本味説が支持されていたようです。
日本料理が卓越しているはずですね!!
これらの感覚を上手に利用し女性の感性を刺激できるお店でなければ繁盛しませんね。
舌の上には味蕾(みらい)と呼ばれる5つの味を感じるセンサーがついています。
たとえば犬は「旨み」を感じず、さらに人間の1/5から1/6くらいのセンサー能力になります。
猫は「甘味」も感知することもできないということが最近わかってきました。
動物は、腐っているかいないか など生き抜くために必要な味覚だけが備わってきました。
人間に味覚がなかったとしたら、それは文字通り「味気ない」一生になったかもしれません。
しかし、もし味覚のない状態で食物摂取を続けるとしたら・・・・・、
それはそれは理想的な体内栄養バランスができるかもしれません。
なにしろ、からだにとって良いか悪いかが食物選びの基準になりますから。
当然、生産者もその基準で野菜や加工品を作り上げていきます。
ピーマンや人参のように子供の嫌いなものは栄養価が高いものが多いですね。
その栄養価を無視して味覚だけに訴えているのがお菓子類。
そのお菓子が特別栄養補助食品=トクホなんて変な話ですね(この話は別の機会に・・・)。
美味しくないものをあえて食べる、美味しそうだけど食べない。
こんな日常も定期的に作っても良いかもしれませんね。
ビオストラスは限りなくからだに良い食品です。