109 なんでいつも3日坊主?
お正月も5日ほど過ぎたあたりから通信教育のDMや広告が多くなります。
「よし、今年はやるぞ、変わるんだ!」と志を立てる人が多い新年には業界も力を入れます。
達筆の年賀状と比べてがっかりする人が多いせいか 習字系広告が多いのもこの時期ですね。
9月になった現在まで勉強が続いている人はどれほどいるのでしょうか。
「将来あのようになりたいなー」と考え、行動の原動力となるのは意識です。
対して、「昨日までの自分と同じでなきゃダメ、変わっちゃダメ」
とストップさせる強大なパワーが自分の中にあります。
本当は変わりたいと心の底から思っているのに3日坊主で終わらせてしまうパワー。
これが、潜在意識です。
なぜ潜在意識は志をフォローしてくれず、足を引っ張るような働きをするのでしょうか?
人の脳は常にバランスをとろう、いつも同じであるようにと働いています。
これまでの自分と違う考え方や行動はたとえ良いこととわかっていても排除しようと働きます。
やせている人はこれからもやせるように。平熱が低い人はこれからも低くなるように。
勉強嫌いはこれからも勉強嫌いでいられるように。行儀の悪い人はこれからも行儀の悪い人に。
朝型の人はこれからも朝方に、おとなしい人はこれからもおとなしく。
もし一日ごとに自分が変化していると体内バランスが崩れ、人を形成してられなくなります。
そのため潜在意識はあなたを守るために現在の自分を維持する役割を担っています。
これを潜在意識の現状維持メカニズムといいます。(セラフィスト 石井裕之氏)
このやめさせようとする力に打ち勝つのは、「習慣にする」これしかないようです。
潜在意識と戦い、味方にするためにはたった5分でもいいから毎日続ける。
潜在意識は「余計なことするな昨日までの自分でいろ」と戻そうとしますが負けずに続けます。
続けることが日課になると、今度は続けることにそのパワーを貸してくれます。
5分が習慣になれば、それを10分、20分にするのはそう難しいことではありません。
そうなったときに新しい自分が形成されます。
「思いの種をまき行動を刈り取る」、「行動の種をまき習慣を刈り取る」、「習慣の種をまき人格を刈り取る」、「人格の種をまき人生を刈り取る」 (英国作家 サミュエルスマイルズ)
新しいことをしようと思い立ったときに年齢は関係ない と言います。
からだに良いこと、ほんの5分だけ今日から半年間実施してみませんか。