110 ロ コ モ?
妻 「陶器はくさらないでしょ」
夫 「いや、くさる」
夫は邪険に突っぱねる。妻はさらに聞く。
妻 「くさらないものはないの」
夫 「動いているもの、流れているものはくさらない。人生も常に流れて走っていなくちゃ」
これは産経新聞に掲載された城山三郎氏の小説の一節です。
ビジネスに結びつけた問答ですが、あらゆることに結びつく話ですね。
健康寿命という言葉があります。
これは健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。
男性は平均寿命が約80歳に対して健康寿命が70歳。
女性は平均寿命が約86歳に対して健康寿命が74歳。
日本は世界一の長寿国ですが、健康寿命はできるだけ長くしたいものです。
この健康寿命を短くする要因の第一位は何だと思いますか?
3大成人病のがん、心筋梗塞、脳卒中ではなく、認知症でもありません。
なんと運動器の障害がトップで50歳以降急増しています。
骨粗鬆症が関連する骨折や膝の関節、腰や背骨の疾患が多くを占めているようです。
この運動器の障害をきたした状態を「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」といいます。
日本整形外科学界は高齢化社会に向けて注意を促しています。
少しずつでも、毎日目的を持って とにかく からだを動かしましょう。
内臓は自分で動きを変えることはできません。
でも運動器は自分の意思で動かし、鍛え、と対策をとることができます。
栄養を摂りましょう。
運動器も代謝で作り変えられていますのでその素となる栄養は重要です。
骨に対するタンパク質、カルシウム、ビタミンD。筋肉に対するタンパク質。
そして、総合栄養バランスフードのビオストラスを必ず毎日摂ってください。
からだを動かすにはもってこいの季節になりました。
よい運動とよい栄養で将来の健康寿命を長くしましょう。