115 誇り
また大きな地震に襲われてしまいました。
お亡くなりました方々に心から哀悼の意を表しますと共に一日も早い復興を願います。
被災地に市職員を名乗って詐欺をしている集団がいます。
ボランティアの振りをして盗みをしている集団がいます。
わずかですが どうしようもない輩が、日本に確実に増えています。 なぜでしょう?
昔の人は日本人としての誇りと気概を持っていたように感じます。
「日本人の誇り」って何でしょう。
家庭や学校で「誇りとは」と教わりましたか?
残念ながら「日本人としての誇り」を意識したことのある人ってごくわずかだと思います。
でも「道徳」は教わり、多くの日本人には道徳心が宿っています。
正しく生きていくための人とのかかわりや、振る舞い、心のあり方。
小学校の道徳の授業がある時期受験に不要だからかと廃止されたことがありました。
復活しましたが不要と思うことが道徳を軽んじる根っこにあるのでしょうか。
電車の中で化粧をする女性や床に座る若者は道徳心が無いのか?
いやこれは道徳ではなくもっと下の「常識」が無いのですね。
そしてこの常識を失くしてしまった人たちを抑えている最後の砦は「法律」。
お手本となるべき日本の代表者たちが、言い訳としてよく使うのが以下のセリフ。
「私のやっていることは法律的には問題ありません。」
「誇り」を感じさせなくてはならない代表者たちが、「法律」を盾に言い逃れしている。
誇り → 道徳 → 常識 → 法律・・・ドンドン侵食されています。
小学生がスーパーのレジでお菓子を2つ持ってなにやら考え込みモジモジしています。
結局、ひとつのお菓子を棚に戻しました。
そして手元に残ったお金を募金箱に入れたそうです。
「ありがとうございます。」と言ったレジのお姉さんの声が震えていたそうです。
この子供がもっとも誇り高き人かもしれません。
こういう子供を育てていくためには大人が誇りや道徳を磨かなくてはなりませんね。