135 おまえ、血の巡り悪いナァ
ちょっとボーッとしている人に悪態を付くときに使われるセリフですね。
頭に血液が行き届かないと物事に対する機転が利かなくなってしまうのでしょうか。
足が冷えて、浮腫んで、逆に目が血走って・・・。
血の巡り・・・、いわゆる血流は思っている以上に重要な役割を担っています。
血管を道路に例えると血液は間断なく走り続けるトラック。
トラックは栄養素や酸素を積み、全身に届けかつ老廃した廃品を回収しながら走り続けます。
途中には突如紛れ込んだ細菌がいる場合もありますが、細菌が全身に広がっていく前に「免疫」という名のドライバーが適切に処理し回収します。
このトラックは自走できず、心臓のぎゅっと送り出すパワーで走り続けます。
いくら高機能なトラックでも走り続けなくては意味がありません。
困難なく走り続けてもらうためには整備された走りやすい道路が必要です。
重量物や危険物のような質の悪い栄養を常時運んでいると道路が傷み渋滞が始まります。
渋滞が始まると雪の東京のように様々な機能に支障をきたし始めます。
トラックは上り線(動脈)と下り線(静脈)、県道(毛細血管)などを経て心臓に戻ってきます。
その速度は上り線で最大時速約2200kmにもなり、距離は全部で地球2周半(約10万km)。
心臓より高い脳に上る時や足から帰る時は送り出す心臓にとりとてもハードな仕事になります。
これを助けるために「筋肉ポンプ」という仕組みがあります。
「ふくらはぎは第2の心臓」と言われますが歩くことでふくらはぎがポンプの役割果たします。
長い帰り道をぎゅっと押して心臓の仕事を助けます。
からだを動かさないと筋肉ポンプが機能しませんのでここでもゆるい渋滞が始まります。
それが冷え性を作り、エコノミークラス症候群になったりします。
渋滞を緩和させるために針を打ったり、マッサージをしたりしますね。
渋滞から通行止めになってしまうと心筋梗塞のような重病となってしまいます。
ビオストラスは良質な栄養素であり良質な栄養素を選別する機能を持つ小腸をも活性化します。
そしてさらに名ドライバーである「免疫」の力をさらに強化させ自己防衛力を高めます。
寒い季節ですが、からだを動かし、暖め、筋肉ポンプを大いに活用して、全身の血の巡りがよどみなく循環するようがんばり、渋滞にならないよう日々工夫しましょう。