140 脳の活性
ドナルドトランプ氏は70歳を過ぎてから未知の世界に飛びんでいます。
中曽根元総理は100歳を迎えられいまだ政治的な活動をしている。
若大将加山雄三氏は80歳を超えてもパワフルに活動しています。
女優の草笛光子さんは84歳となっても輝きと美を保ち続けている。
その一方、65歳くらいで認知症の兆候を見せている人もいます
なぜこの違いはおきるのでしょうか?
科学的にはまだ解明されていませんが以下のような学説もあります。
脳は歳をとると神経細胞が弱くなりシナプスが蝕まれ最終的には切れてしまうようです。
でも安心してください。脳の神経細胞は1000億個以上もあります。
そのネットワークはとても緊密で新しい配線と適合化であらたな回路を作ります。
加齢と共に配線が切れてしまいますが広いネットワークがそれを補っていきます。
つまり配線が切れる速度より新しい結合を生み出す速度が速ければ問題はありません。
どんどん結合させていける脳を作っていけばよいのです。
この結合を促しているうちのひとつとして最力なのは「日頃の刺激」のようです。
未知のことに挑戦するのは老化防止に役立つことはこれまでも言われてきました。
その未知への挑戦が脳への刺激となり実は脳内で新たな配線を作り出していたんですね。
おなじ事を経験してもまったく忘れてしまう人といつまでも覚えている人の違い・・・。
これは「感激」の差が脳への刺激の差となって現われてきます。
運動も脳を刺激し、老化の進行を阻むことのできる最有力な方法です。
運動は血液の量を増やし、燃料を調節し神経細胞の活動と発生を促します。
有酸素運動を続けてきた高齢者ほど、脳がより良い状態に保たれていることがわかりました。
週2回運動してきた人は認知症になる確率が50%低かったという結果もでています。
認知症リスクの27の質問の内容は日頃の活動と物事に対する考え方に終始しています。
「新聞を読んでいますか?」「スポーツ的活動へ参加していますか?」「何か悪いことが起きそうだと感じますか?」「今の生活に満足していますか?」
これらは日頃の工夫で改善できることが多数を占めています。
大切なのは少し将来を見て今日実行することですね。