143 さあ、餌をあげよう
ビオストラスは免疫力を高める。それは腸によく作用するから。なぜ腸に作用するとよいの?
腸と免疫力は密接なかかわりを持っているから。どのようなかかわり?
多くの成果こそあげてはいるもののその因果関係は未知数のところがたくさんあります。
NHKの放送がそれを一歩進めてくれました。
腸には体内の全免疫細胞の7割もが集まっています。
さらに脳からの指令でなく自分で判断できる司令室も持っています。
なぜ腸にそんな重要な役割が与えられているのでしょうか?
それは関所としての役目を担っているからです。
下界に近い臓器として外から侵入しようとする病原菌をやっつける役目です。
そのため腸内にはバイエル板という食物の一部などをわざわざ引き寄せる入口があります。
これは異物を免疫細胞たちに触れさせ、有害な敵の特長を学習させているんですね。
免疫細胞は血液によって全身にも運ばれ病原菌やウイルスなどを攻撃できる戦士にもなります。
一見腸とは無関係のようなインフルエンザや肺炎などに対する免疫力の高さもここでの学習と密接にかかわっています。
そして体内には免疫細胞が自らの細胞をも攻撃してしまい暴走細胞となってしまうのを防ぐTレムという重要な細胞がありますね。
この調整役を担っているのがクロストリジウムという腸内細菌です。
この菌は体内の暴走細胞を落ち着かせる「酪酸」を放出します。
この菌が不足するとそれがそのまま酪酸不足となり、アレルギーや今日本で急増している多発性硬化症、膠原病などを引き起こすことが突き止められました。
決して不足させてはいけないこの菌を摂取することはできるのでしょうか。
「生きた乳酸菌を摂ろう」とCMなどされていますが、ほとんどが胃液で死滅します。
たとえ腸内に届けられたとしても子供の頃から育ってきた腸内細菌に異物として追い出され善玉菌として腸内に残ってくれることはまずありません。
腸のために大切なこと・・・・、それは菌を体内に取り入れる事ではありません。
1000種類、100兆個以上ともいわれる腸内細菌をバランスよく育ててあげることなんです。
ビオストラスはこれら腸内細菌の栄養、いわば「餌」として最適であったと改めて言えます。
腸を強化するためのビオストラス。 「体のために栄養を摂る」いうよりも「さあ腸に最高の餌をあげよう」という自己暗示を持って召し上がるとより効果的かもしれませんね。